私は、39年間公務員として、西東京市のために働いてきました。財政課での経験が長かったのですが、旧保谷市役所に入って、最初に配属されたのは水道課でした。水道の検針のため、市内を歩いて回りました。おかげで、地理を覚えて、多くの市民とお話することができました。管理職としては、高齢者支援課長、教育部長兼教育長職務代理者を務めました。「現場」での経験で学んだことは、たくさんあります。財政は数字の世界ですが、現場は違います。教育や福祉の現場では、ひとつまちがえれば、命にかかわります。責任の重さを痛感していました。管理職が現場を見て判断することは大事だと考えます。ただ、部下は信頼しています。任せるところは任せて、入るべきところは入る、そこをしっかりみきわめていくことも大切だと考えます。